障害者グループホームで利用者がいない時、スタッフは配置しなくていいの? 介護サービス包括型
障害者グループホーム(共同生活援助)を運営していると、利用者が、週末、家に帰ってしまい、全員いなくなるということもあります。
そんな時、利用者が誰もいないのにスタッフを配置する必要はあるのでしょうか。
気になりますね。
(今回は、介護サービス包括型のグループホームの話です。)
誰もいない障害者グループホームにスタッフは必要?
放課後等デイサービスなどは、必ず、毎日2人配置しなければならないと決まっています。それは利用者がいない日でも、です。
しかし、障害者グループホーム(共同生活援助)の場合はどうなのでしょうか。
障害者グループホームの利用者がいない場合に、生活支援員、世話人、夜間支援員を配置する必要はあるのでしょうか。
結論としては、大阪市の場合は、利用者がいない時間帯は、スタッフを配置する必要はありません(2023.3現在)。
スタッフを配置しない場合の注意点
利用者が居ないからと言って、スタッフを配置しない場合にも、注意点はあります。
- 利用者が急に帰宅する場合に備えて、緊急の対応ができるようにしておくこと
- 利用者がいなかったという記録をきちんとつけておく
世話人や生活支援員の数は、前年度実績や、利用者の区分によって、必要な配置数が決まっています。スタッフを配置しない日があってもいいですが、トータルでは、常勤換算で、必要な配置数を満たす必要はあります。
利用者が全く居ない場合の人員配置は別
このページでは、「普段は利用者がいるけれども、週末だけ居ない場合」などを想定しています。
「利用者が全く居ないから、スタッフも0人でいい」というわけではないのでご注意ください。
利用者が全く居ない場合についてはこちらです↓
最後に
誰もいない時にポツンとスタッフがいても、することがありませんよね。
スタッフは利用者がいない時に配置するのではなく、その分、利用者がいる時に、手厚いサポートができたらいいと思います。